RTA in Japan 2019でスーパードンキーコングを逆走します
現在秋葉原で開催中のRTAイベント『RTA in Japan』に走者として参加します。
12月31日(火)18時44分前後から、『スーパードンキーコング Reverse Boss Order』を、炎龍氏とのレース形式で走る予定です。
RTA in Japanとは
『RTA in Japan』とは、2016年から毎年開催されているオフラインのRTAイベントです。
配信はTwitch上で行われ、アーカイブはYouTubeにもアップロードされます。
詳細は、もか氏(主催)による以下の記事をご覧ください:
スーパードンキーコング Reverse Boss Orderとは
『Reverse Boss Order (RBO)』とは、想定されているルートとは逆の順番にボスを倒していくというカテゴリです。
以下の文章は、RTA in Japan 2019応募時に提出した説明文です。
ゲーム説明:
スーパードンキーコングは1994年にレア社が開発し、任天堂が発売したSFC用の横スクロールアクションゲームです。2019年に入ってからも、6つの主要カテゴリ全てで世界記録が更新されているうえ、国内ではRTAの新人大会も開かれているなど、根強い人気のある作品です。
その人気の理由は、全世界で約930万本売り上げた作品自体の魅力だけでなく、競技としての面白さにあります。ローリングの距離を伸ばすために使われる「ディレイローリング」は、単純な横移動の最適化を奥深くしている基本テクニックであり、見た目にも爽快感を生み出します。
また、入力猶予1Fの「飛鳥文化アタック」及びそれを応用した技の数々を決められるかどうかも、走者の実力が問われる大きな見せ場です。是非本番でも成功させて、コングたちの貴重な高速飛行シーンをご覧に入れたいと思います。
過去のRTA in Japanでは、企画枠を含めてany% all stagesと101%が採用されていますが、未だに披露されていない新技も今年に入って数多く見つかっているため、昨年から更に進化を遂げたスーパードンキーコングRTAの魅力をお伝えできればと思います。
カテゴリ説明:
Reverse Boss Orderは、6体のボスを通常とは逆の順番で倒したあとでラスボスのキングクルールを撃破するカテゴリです。逆順クリアには「無の取得」を利用したワープが数多く用いられます。
ワープ自体の複雑な手順と難しさから、走者は8人と主要カテゴリの中では最も少ないですが、その見た目のド派手さは唯一無二であり、AGDQ2018に採用された実績もあります。
私個人としては、無の取得まわりのルートを研究し、独自の短縮と安定化を加えた結果、2017年以来の世界記録を約2年ぶりに更新し、一発勝負でも通しやすいルートの開拓に貢献しました。現世界記録保持者の炎龍氏とのレースを想定しています。
文章だけではよく分からない方がほとんどだと思います。以下では、9月に作成した解説動画を画像付きで紹介いただいています:
また、12月に入ってから、ルートを大きく変える30秒以上の短縮案を発見しました。詳細は以下の記事にまとめています:
意気込み
上記の新ルート発見後、12月だけで9回もの世界記録更新合戦に発展し、現在の自己ベストは炎龍氏が29:14(1位)、とんこつが29:18(2位)です。また、解説のがーすー氏を含めて、日本のRBO走者3人全員が一堂に会する機会となっています。
目標は、大きな事故なく要所の高難易度技を決めることです。本番ならではの攻めルートにも挑戦する予定ですので、是非現地や生配信、アーカイブにてレースの模様をチェックしていただければ幸いです。