DKC2 Any% Tournament 2022で準優勝しました
2022年1月22日~4月17日に開催されたオンラインイベント『DKC2 Any% Tournament 2022』に走者として参加したレポートです。
DKC2 Any% Tournament 2022とは
『DKC2 Any% Tournament 2022』とは、『DKC Speedruns』コミュニティのメンバーによって運営されたオンライン大会です。イベントの概要は以下の記事をご覧ください:
AGDQ2022での4人レースを控えた2021年12月、gillの発案でドンキー2 Any%トーナメントが開かれることになりました。AGDQに向けて丁度仕上げていたタイミングだったので、参加しない選択肢はありませんでした。前回参加した『DKC3 Tournament 2019』では準優勝という結果だったので、今回はそれ以上の結果を残すことが目標でした。参加者56名中、自己ベストは6位でした。
試合結果
予選 (4走中ベストタイム)
39:32, 39:29, 39:15, 39:56 (2位通過)
DKC2 Tourney 2022 Qualifying - Google スプレッドシート
4走中のベストタイムで競われる予選では、39分台前半を1本出して、3位以内で抜けることを目指しました。1、2走目は手堅く39分半前後でフィニッシュ。3走目は38分台ペースで迎えた6-2の開幕で落ちてしまいましたが、このランがベストタイムに。1走目でも同じ落ち方をしていたので、本選時には安定を取るようにしました。
2022 DKC2 Any% Tournament Qualifiers Race 2/4! - YouTube
結果、想定通り第2シードを獲得し、1回戦は免除となりました。トーナメント表は以下です:
DKC2 Tournament Bracket - Google スプレッドシート
2回戦 vs. Wellx2007
2月6日(日)午前11時~
○39:44 - 47:47
初戦ということで多少の緊張はありましたが、39分台で手堅く勝利。大きなミスこそありましたが、対戦相手のWellxは対戦後メキメキと上達し、自己ベストを更新していました。
DKC2 Any% Tournament WR2 - Tonkotsu vs. Wellx2007 - YouTube
3回戦 vs. Niakky
2月15日(火)午後10時~
○39:07 - 41:19
4-5ゾッキー地帯でグダグダしてしまったことを除けばナイスランでした。対戦相手のNiakkyとは、GDQなどのRestreamでお互いのランを解説しあったことのある関係です。Niakkyも自己ベストから遠くないタイムだったので、お互い良いパフォーマンスを出せた良いレースだったと思います。
DKC2 Any% Tournament WR3 - Tonkotsu vs. Niakky - YouTube
準々決勝 vs. crypton
2月17日(木)午後6時~
○38:58 - 39:12
RTA in Japanでのランを翌々日に控えたこの日は、cryptonとの大一番。cryptonはArctic Zip発見前に38:32というタイムでWRを保持していた、憧れのスーパープレイヤーです。組み合わせ表を見た瞬間に、この1戦が今回のトーナメントで最も重要になると踏んでいました。
結果はまさかの38分台で勝利。大きなミスなく最高乱数を引くことができたのが良かったです。いつもレースでは相手の画面を一切見ずに走るのですが、まさかおばけゾッキー入場までビハインドだったとは思いもしませんでした(cryptonがタルを1回外したことが結果的に勝負を分けたようです)。
DKC2 Any% Tournament WQF - crypton vs. Tonkotsu - YouTube
準決勝 vs. gill42
3月6日(日)午後1時~
○39:44 - 41:34
RiJの後の2週間の福岡滞在から戻ってきての準決勝。対戦相手のgillは試合直前に自己ベストを大幅更新 (39:08) しており勢いに乗っていました。勝ちたいという気持ちが先行してしまい大きなミスを繰り返してしまいましたが、何とか勝利。
DKC2 Any% Tournament Winner's Semis - gill42 vs. tonkotsu - YouTube
その後はLosers Bracketの進行待ちのため1か月ほど試合がありませんでした。Winners Final~Grand Finalの試合を連続して一気にやってしまおうというv0oidからの提案があったため、せっかくなのでJapanese Restreamにお願いして日本語リストリームをしていただくことになりました。
Winners Final vs. V0oid
4月17日(日)午前10時~
●39:47 - 39:15
3か月続いたトーナメントも最後の日。初戦は最も尊敬するスピードランナー、v0oidとの決勝戦でした。AGDQのときは1秒差で勝った相手ですが、トーナメントでは38分台のタイムを複数回出すなど、アベレージでとんこつより30秒ほど速い最強のプレイヤーです。
序盤は適度な緊張感の中でまずまずの走りができましたが、勝負を意識し始めた4-5で2度落下してしまいました。勝機があるとすればv0oidが38分台を逃すようなミスをしたときだけと思っていましたが、悔やまれる敗戦となりました。後のインタビューによれば、v0oidはこの試合がトーナメントで一番緊張していたそうです。
DKC2 Any% Tournament FINALS BLOCK!! - Full Vod No Spoilers! - YouTube
Losers Final vs. Panduh4
4月17日(日)午前11時~
○39:28 - DNF
負ければ終わりのLosers Finalです。対戦相手はGusty WWを取り入れて38:27という自己ベストを出したばかりのPanduhです。Losers Bracketのほとんどを39分台のタイムで勝ち上がってきていた相手で警戒していましたが、自分のランに集中することだけを考えました。酷い乱数に20秒ほど持っていかれましたが、無事にGrand Final進出。
DKC2 Any% Tournament FINALS BLOCK!! - Full Vod No Spoilers! - YouTube
Grand Final vs. V0oid
4月17日(日)午後0時~
●39:06 - 38:19
泣いても笑っても最後の試合ということで、楽しみながら走りました。もしかしたら勝てるかも……と思いながらクルール戦を戦っていたところ、racetime.gg上でv0oidが38:19で完走したことを確認。これはWR+6秒のタイムで、驚きを通り越して思わず笑ってしまいました。このパフォーマンスを出されたら完全にお手上げです。ちなみに39:06というタイムは今大会のbest losing timeでした。
当日は多くの日本の視聴者の方々に応援していただいたおかげで力をもらえました。日本語解説のm∀rio_nettさんにも感謝です。なお、この日のおばけゾッキーは3連続で左でした (確率1/3の最低乱数)。
DKC2 Any% Tournament FINALS BLOCK!! - Full Vod No Spoilers! - YouTube
トーナメントを終えて
トーナメントを通じて走者としてレベルアップできたうえ、準優勝という結果を残すことができたので悔いはありません。大会中の11本のランのアベレージは39:28 (best 38:58, worst 39:56)でした。合計5 deaths (4-5で3回、6-2で2回) で、これらのスタッツは以前の自分からは考えられないほど良いものです。実際、昨年まではイベントでのランでほとんど40分をオーバーしていたのですが、今年に入ってからはGDQ、RiJ含めて全て40分を切っています。次のレベルとしては、38分台をもっと高い確率で出せるプレイヤーを目指したいです。
改めて、TOをはじめとするトーナメント関係者全員に感謝します。DKCコミュニティ内では、すでに次のトーナメントの話も出ています。作品もカテゴリも未定ですが、次のトーナメントにも是非参加して、より強くなりたいですね。