とんこつのブログ

スーパードンキーコングシリーズのRTAプレイヤーであるとんこつの活動記です。

SGDQ2020でスーパードンキーコング2を走りました

2020年8月19日に『Summer Games Done Quick 2020(以下、SGDQ2020)』に走者として参加したレポートです。

イベントの概要などについては以下の記事をご覧いただければ幸いです。

当選に至るまで

2019年1月6日

GDQのイベントを初めてライブ視聴したのは、AGDQ2019における、アジーンさんによるドンキー1の日本語解説でした。当時はRTAを始めて1年に満たず、Japanese Restreamの存在もよく知りませんでしたが、AGDQの雰囲気に漠然とした憧れを抱いたのを覚えています。

またこの時、Japanese Restreamの活動理念に感銘を受け、後にSGDQ2019AGDQ2020CRDQで日本語解説を担当するきっかけとなりました。

 

2019年10月16日

ドンキー2 Warplessにおいて、「クラッシュエレベーター」の新ルートを初成功させました。同月に思い付いたアイデアを元に、数名の国内走者の協力を得て完成したものです。当時は、このルートで誰かが世界記録が縮められるのを見られればと思っていたのですが、結果的には翌年自分自身で記録更新に挑むこととなります。

 

2020年4月3日

Corona Relief Done Quick (CRDQ) に応募しました。元々6月オフライン開催予定だったSGDQが8月に延期となったことから、急遽開催が発表されたイベントです。結果は落選でしたが、GDQ主催のイベントへの応募はこれが初めてでした。

 

4月18日

ドンキー2 Warplessにおいて、前年に開発したルートを使用して、初めての50分切りを達成しました。この記録の詳細は、知識等の整理を兼ねて以下の記事にまとめました。

 

6月18日

SGDQ2020に3つのゲームで応募しました。GDQのイベントに関しては、冬のAGDQ2021にはオフラインでも応募できればと以前から考えていました。SGDQ2020は元々スルーする予定でしたが、8月への延期に加え、オンライン開催に変更となったことで、応募を決意しました。

応募文の作成にあたって、ドンキー1はSnakpak、ドンキー2はMadmarc、ドンキー3はAnankozに協力いただきました。

 

当選〜本番まで

7月14日

SGDQ2020の当落が発表されました。結果はまさかの採用。ドンキー2 WarplessはAGDQ2018でも披露されていたこと、自分の応募ステータスがPublicly Visibleでなかったこと、そして何より倍率が非常に高いイベントであることから、採用の可能性は客観的にもかなり低いだろうと考えていましたが、何が起こるか分からないものです。

RTA in Japan Online (RiJO) の参加レポートにも書いた通り、夏の2大イベントにそれぞれ別のゲームで参加することに対するプレッシャーをひしひしと感じましたが、本番で良いランを披露できるよう全力で準備することを決意しました。

日本からは他にもposhiさんとping値さん、バックアップでPKEさんが当選されていました。 

解説は、応募時にこちらから依頼していたMadmarcに加え、当選後すぐに連絡をくれたChillexにもお願いすることに。Japanese Restream側の解説は、ルート研究の際お世話になったKyoro-TMさんにお願いしました。

 

8月13日

8月はRiJOに向けたドンキー3 GBAの通し練習と並行して、Warplessの記録狙いに毎日取り組みました。なかなか噛み合ったランが出ずに苦労し、やっと記録が出たのはRiJOの出番前日のことでした。

この記録をもって1発勝負用のルートの練習にようやく移行しましたが、既に本番は目前に迫っており、やや調整に不安のある状態でSGDQ開幕を迎えることとなりました。

解説陣との打ち合わせについては、参考動画の共有や、本番の流れに関する最小限の認識合わせにとどめ、好きなスタイルで喋っていただくことにしました。

その他にも事前セッティング等について運営や日本勢の方々とDiscord上で色々なやり取りがありました。GDQスタッフの方々の丁寧な対応に助けられ、英語(特にスピーキング)に自信のない自分でも、問題なく諸準備を済ませることができました。

本番期間のこと

8月18日

SGDQ2日目。当初はこの日の21時頃が出番予定だったのですが、初のオンライン開催ということもあってか初日の配信トラブルで大幅にスケジュールに遅れが発生し、19日の深夜に出番が回ることとなりました。いつも通りの記録狙い+通し練習で最終調整を済ませ、本家配信を見ながら自分の出番を待ちました。

 

8月19日

日本時間の深夜1時、いよいよ出番を迎えました。本家配信では70000人ほど、日本語リストリームでは5000人ほどの方にご視聴いただいており、ややナーバスになっている解説の方々をよそに、1人興奮したまま自分のランに没入しました。

ランの間はマイクをオフにして100%ゲームプレイに集中していたので、良いパフォーマンスを発揮することができました。自己ベスト+3秒で迎えた4-1で舞い上がってしまいスクイッターを逃してしまったこと、成功率に不安のあった6-1のArctic Zip(Warplessだとバージョン差のためAny%より難しい)が2nd tryであったことを除けば、自分でもかなり満足できるランでした。

中でも、最難関の6-3「クラッシュエレベーター」をサルクライマーで頂上まで登りきれたことは誇りに思っています。わずかに操作が狂えば大ロスが確定し、リカバリーも無いという3分間は流石に不安でしたが、いざステージに入ってみると不思議とミスする気が全くしませんでした。特に最後のジンガー地帯では、エレベーターを登る自分の映像を、幽体離脱して後ろから眺めているかのような感覚を味わいました。

コングを意のままにピタピタ操れるかのように思える全能感に満ちた状態は、過去2回のRTA in Japanでも経験済みでしたが、今回味わった「ゾーン」はこれまでのものと比べても異質でした(未だに上手く言語化できていません)。

ちなみにタイムの方は51:28でしたが、運営の計測と手元の計測が0.1秒しかズレておらず、GDQスタッフの凄さをここでも実感しました。

出番を終えた後はRiJO期間から長く続いたプレッシャーから解放され、poshiさんとping値さんの応援に回りました。お2人とも素晴らしい走りでした。自分のランのアーカイブも視聴しましたが、解説が技術的に分かりやすいだけでなく、チャットの盛り上げも考慮されていたグッドコメンタリーでした。

本番を終えて

SGDQ Tシャツが届き、8月上旬に受領していたRiJ Tシャツと合わせて最高の夏の思い出となりました。協賛の無敵時間様、The Yetee様、ありがとうございました。

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日本勢振り返り配信でもお話ししましたが、本イベントに走者として参加できたことは身に余る光栄でした。イベント全期間の寄付額は約2.5億円だったとのことですが、その一部は自分のゲームプレイに対して寄せていただいたのだと思うと、非常に感慨深いです。

執筆現在、AGDQ2021への応募を済ませ、スケジュール発表待ちという状況ですが、今後も走者や日本語解説等、何らかの形でGDQのイベントに関わっていくことができればと考えています。関係者の皆様、応援してくださった視聴者の皆様に、この場で改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。